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茅場町共同ビルクリニック
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肺炎球菌による肺炎などの感染症を予防する
肺炎球菌ワクチンをご存知ですか?
脾臓摘出などで
脾機能不全のある方
腎不全や肝機能障害の
ある方
高齢者
(とくに65歳以上の方)
糖尿病の方
心臓や呼吸器に
障害のある方
次のような方に
肺炎球菌ワクチンの接種をおすすめします。
私たちの身の回りには、細菌やウイルスなど、目に見えない微生物が数多くいます。肺炎球菌はその中のひとつです。
肺炎球菌は健康な人の鼻や咽喉にもよく見つかりますが、症状に出ない人が多く、その様な人も体力が落ちている時やご高齢になって免疫力が弱くなってくると症状を引き起こします。肺炎球菌が引き起こす主な病気としては、肺炎、気管支炎などの呼吸器感染症や副鼻腔炎、中耳炎、髄膜炎、敗血症などがあります。
肺炎球菌ワクチン接種後の副反応(副作用)として、注射部位の腫れや、痛み、軽い発熱、倦怠感、筋肉痛がみられることがありますが、日常生活に差支えるほどのものではなく、1〜2日でおさまります。多くのデータにより安全に接種できることが確認されています。
肺炎球菌ワクチンの接種も重要ですが、 肺炎に進むのは免疫力が低下した時で、風邪、インフルエンザから二次的に肺炎になるケースが多く見られます。まずは風邪、インフルエンザにかからない事をこころがけ、外から帰ってきた時にはうがいをしたり、手を洗うなど基本的な事を励行する事が大切です。また、天気の良い日には外へ出て陽光を浴びたり、散歩などの適度な運動をする、入浴などにより体を清潔に保つ事も大切です。乾燥を避け、室内の湿度を50%以上にしたり、人混みはできるだけ避け、マスクをしましょう。
肺炎球菌による感染症は抗生物質などの薬の進歩と医療技術の向上により、かなり治療できるようになりました。しかし、1980年代から抗生物質が効きにくい耐性菌が出現し、高齢者や基礎疾患を有する方にとっては重症になりやすく、徐々にその割合が増えています。
日本人の死因第4位は『肺炎』です。年間死亡者数は約9万5千人。その95%が65歳以上の高齢者です。肺炎の原因はさまざまですが、最も多いのは肺炎球菌によるもので、60歳以上の肺炎患者の約46%を占めています。
特に心臓や呼吸器に慢性疾患のある方、腎不全、肝機能障害、脾機能不全、糖尿病のある方などでは、肺炎などの感染症にかかり易く、病状も重くなる傾向があります。また、急速に病状が進んだ場合、抗生物質などによる治療にもかかわらず致命率が高いことが指摘されています。
肺炎球菌ワクチンとは、肺炎球菌によって引き起こされるいろいろな病気(感染症)を予防するためのワクチンです。肺炎球菌ワクチンは多価ワクチンであり、肺炎球菌の83亜種のうち、特に毒性の強い23種からの抗原を含みます。
肺炎球菌ワクチンは、肺炎球菌以外の原因による病気(感染症)に対しては予防効果はありません。肺炎を例にとると、肺炎の原因となる微生物には各種細菌やウイルスなど、たくさんの種類があります。しかし、肺炎球菌は、その中で最も重要な位置を占めている細菌です。
また、このワクチンが敗血症を防ぐ効力は成人で56〜81%と報告されています。(高齢者は幾分この値より低くなります。) 肺炎球菌ワクチンがあるものの、日本では65歳以上の高齢者の約2%(16万人)しか受けていません。米国では50%が接種しています。